いつも誤解されてるような気がするんですけど。
我々ミュージシャンは音楽をやりたいからやるんではなくて、やらなくてはいけないからやるんですね。
そうでなければやってられないです。 こんな難しいこと。
僕はそんなに多才でもないんですけど、他にももっと簡単にうまくできることはたくさんあるんです。 いや、音楽ほど大変なことはないと思います。 音楽とはいつも格闘していて、ボコボコに凹まされることもしょっちゅうです。 「楽しい」かといえば楽しくないということはないんですが、楽しいという言葉ではちょっと軽薄すぎるような気がします。 充実してるといった方がいいかもしれません。
人生で本当に意味があることって、大変なことばかりなような気がします。 大変だから意味があるのかもしれません。 結婚しかり、子育てしかり、芸術、スポーツなど。 どれもうまくやろうと思ったらべらぼうに大変です。
でも難しいからこそやりがいがあるんだと思います。 全身全霊かけて挑戦してもできるかどうかわからないことだからこそ挑戦するんだと思います。 それで失敗してもいいんです。 人生ってのは目的を達成することが意義あるんではなくて、渾身の力をこめて挑戦することが意義あるんだと思います。 ですから、挑戦した段階で、実は我々には「失敗」という結果はなくなるんですね。 例え望んでいた結果が出なくても、悔いは残らないですし、死ぬ時に「あれはやり残した」と悔やむことにはならないと思います。
でもその挑戦するところ、自分の命を賭けるところは人によって様々です。 それを見つけられた僕は幸せなんだと思います。