Archive for the Ari Category今日は娘と神経衰弱していました。 で、ふと気付いたんですが、神経衰弱の進行って、人生と本当に同じなんです。 最初はカードがどこにあるのかわからないので闇雲にカードを開くでしょう。 最初の数回はそれで無駄足なことがほとんどなはず。 でも結果は出てないけど決して無駄ではないんです。 この序盤戦。 そうやってやっているうちにある時、見たことのあるカードに出会います。 そしてその後だんだん場所がわかるようになってきて、とれるペアも頻度と速度が上がってきます。 そして最後の方ではもう1回で何ペアもとれるようになり、終わりの方はもう怒濤の進行。 そしてフィニッシュ! 10代の頃、青春だなって思ったことが何度もあります。 何だか知らないけど、何かと思いっきり格闘してたから。 スポーツだったり、宿題だったり、恋愛だったり。 でもですね、はっきりいってその感覚、今でも変わってないです。 15年とかたってるのに。 MySpaceの洋楽のコミュで、「ちょっぴりマイナーだけどいい」という言い回しのトピックがありました。 「マイナーだけど」というところに日本の文化が如実に出ていると思い、思わずちょっと苦笑い。 確か大学時代かその直後だったと思いますが、母が学生時代かなんかの先輩で、実は著名な作曲家の方がいるそうで、僕の曲の入ったCDを持ってお会いにいったんです。 で、先生はもちろん超多忙な方でお会いできなかったそうですが、同様に音楽家である奥様が聴いてくれて、「素直で良いお子様をお持ちね」とかなんとか言ってくれたらしいです。 性格ってのは曲に表れるものなようです。 どういう叙情性や感情のあるものに惹かれるか、というところがそうなんでしょうか。 要するに作曲というのは自分でいいと思える曲をつくることなんですが、それがいいと思うこと自体非常に主観的な判断ですから、もろに性格が出てしまうんだと思います。 英語には生きがいという言葉がありません。 それに近い言葉で、例えば”my calling”というと「招命感」とでもいいましょうか、要するに宗教的な観点から、「神様にもらった使命」とでもいうような感じ–でも宗教信仰してない人でも使ってます。 要するに語源が宗教的な考えから来ているだけで、別に神様を信じているということを示すことではないわけです–でやっていることのことを指します。 でも生きがいとはちょっとニュアンスが違う。 音楽を趣味でやってらっしゃる方はたくさんいますし、素晴らしいことです。 でも中には音楽なしでないと生きてられない人もいます。 音楽を聴けない生活するくらいなら死んだ方がまし、という人、いるでしょう。 我々ミュージシャンは音楽やらないと生きていけない人種なんです。 だから楽しいからやってるとかというのとはかなり違います。 いや、楽しくないことはないんですけど、でも例えば生きるためには食べなければいけないように、我々は音楽創ってないと生きられない。 売れるからとか売れないとか、他の人がいいというからとか、そんな外部からの理由付けは最終的にはあんまり関係ないんですね。 正直な話、こんな大変なことやめちゃって、もっとおもしろおかしく生きられればいいのに、と思うことが頻繁にあります。 こんなに苦労して最終的には自己満足を追求してるわけですから、他で自己満足なんてつくればいいのに、と。 夢というのは格好よく聞こえますが重荷でもあります。 その重さにつぶされるくらいだったら放り出した方がいいときもあります。 でも夢がない、生きがいがなくて困っている人もたくさんいるわけですから、それでもやっぱり生きがいを見つけた自分は実は幸福なんだというところに最終的にはいきつくんですね。 特に日本は夢や生きがいを追求する以前に、見つけるのが難しい文化だな、と帰る度に思います。楽しいっていう感情とは別の次元で、もっと深いところでそれこそ生きる甲斐のある人生。 はっきりいって死にものぐるいで、痛さや重さに負けそうになりながら、それでも歯を食いしばって半歩ずつ前進していく。 僕の音楽ってそういうものです。 目標も夢もあるんですけど、そこへいくつく過程をどう生きるかということの方が実は大事なようです。 気負いすぎることも多いんで適度に息抜きもしなくてはいけないんですが、でもやっていること、伝えたいこと、それはエンターテインメントではありません。 僕が生きている証のようなものですね。 ロスにある日系楽器メーカー、ProSound Communications Inc. (PCI)のホームページで、この度連載コラムを書かせて頂くことになりました。 PCIはギターの機材で通の間では名高いXoticブランドの親会社で、僕もかねてよりトモ藤田氏やヒロ鈴木氏の連載を楽しみに読んできました。 そんな方々と名前を連ねて連載するのはとても光栄です。 |