確か大学時代かその直後だったと思いますが、母が学生時代かなんかの先輩で、実は著名な作曲家の方がいるそうで、僕の曲の入ったCDを持ってお会いにいったんです。 で、先生はもちろん超多忙な方でお会いできなかったそうですが、同様に音楽家である奥様が聴いてくれて、「素直で良いお子様をお持ちね」とかなんとか言ってくれたらしいです。
性格ってのは曲に表れるものなようです。 どういう叙情性や感情のあるものに惹かれるか、というところがそうなんでしょうか。 要するに作曲というのは自分でいいと思える曲をつくることなんですが、それがいいと思うこと自体非常に主観的な判断ですから、もろに性格が出てしまうんだと思います。
とすると今の自分の音楽を聴いて自分はかなりこんがらがっていてコワい人間なのかと思ってしまいます。 幸せな人間なんですけど、やはり強く惹かれるのは影のある音楽なんですよね。
Mixiで知り合った方の一人に、アルバムを出す前の僕の日記やコミュなどでの書き込みをみて、自分のことを気に入ってくれた方がいます。 で、僕はいつも「人を好きになることとその人のつくる音楽を好きになることは全く別物」と説いているんですが、その人は僕の音楽を聴いて、僕の人柄から想像した通りの音楽で、とても気に入ったと言ってくれました。 僕は若いときに、友達に自分の音楽を気に入ってもらえるだろうと期待してひどくがっかりした経験があるんですが、それ以来割り切って考えられるようになりましたし、自分の周りの人にそういう期待は全くしないようになりました。 でも期待してなかった分この方にそう言われたのはとても嬉しかったです。
逆に、僕も人の曲を聴く時には音楽とそれをやっている人を全く区別して考えます。 この音楽は素晴らしいけど、このミュージシャン本人と会ったらたぶん馬が合わないだろうな、と思うアーティストが何人もいます。 でも実際、ことが音楽になると実は他の場面では決して打ち解けてなかったであろう人とも結構仲良くやってしまうことも多くありますから、一概にはいえませんけど。
音楽と音楽人の関係って近いようで遠く、単純なようで実はとても複雑。 人間関係と似てますよね。