アルバムのタイトル、”Darkness Reveals the Beauty of Truth” は、一番目の曲”Shark”の次の二行が元になっています。
“Hey… join me in the dark
We’ll look for the truth, the shark”
訳すると、
「ヘイ、暗闇の中で会おうぜ
サメという名の真実を探しにいこう」
という具合になります。
というか、アルバムの先頭を飾るという意味でも重要な曲なんですが、以前からこの2行がアルバムのテーマを凝縮しているな、と目をつけていました。 「サメという名の真実」という言い回しが自分でもかっこいいと思いましたし。(笑)
でも”Join me in the dark” とすると平凡な感じだし、darkness とかsharkもどうも単純すぎていまいち、と悶々と考えていたある日、上記のタイトルのアイデアが思い浮かんだんです。
最初ははっきりいって身じろぎました。 あまりにも大げさだし、クサい。 インディーでリリースする小規模なアルバムにこんな大きな仕草のタイトルをつけるのは仰々しいと思いました。
でも考えれば考えるほどこの一行が頭から離れないんですね。 非常にインパクトがあるし、意味合いも新鮮で興味深い。 日本語に訳すと、「暗闇が真実の美しさを照らし出す」という風になりますが、そもそも暗闇が照らし出す、という行為自体矛盾してますし、「真実の美しさ」といっても内容、特に歌詞は全く美しくありません。 音楽的には「美しい」と形容できるところもありますが、それにしても醜い、暗い話ばかりです。
自分でもこんなタイトルつけちゃっていいのかな、と思いましたが、かねてから考えていたジャケットのイメージとも相性はばっちり。 恐れ多いことですが、これでいくことにしました。
僕は歌詞作りでも、結構直感的に言葉をちりばめちゃって後でどういう意味なのか考えるのが好きなんですが、このタイトルも居座っているうちにイメージがどんどんわいてきて、今ではとても気に入っています。 しばらくしたらタイトルの意味もそれなりに自分の中では見えてきましたし。
暗闇の中にあなたがみつけるのは、美しい真実なのか、それとも···? 聴いて考えて下さい。